単語学習について
英検準一級に出題される単語は、大学中級から上級レベルとされています。
大学中級程度というレベルはあまりに漠然としていて
一般の人には分かりにくい表現ですよね。
じゃあ、具体的な数字で言ったらどれくらいなのか?
語彙数でいうと、およそ7500語が必要とされているのだそうです。
また、英検二級合格に必要な単語数と比べ、
英検準一級に必要とされる単語数は約2000語多いとされています。
「あぁ、こんなにたくさん覚える単語があるのか、、、自分にはムリムリ!」と、
普通ならうんざりしますよね。
でも、英検準一級の合格を目指すなら、単語がどれだけ重要なのかを知って下さい。
まず、一次試験の語彙に関する問題が占める割合はなんと25%近くあります。
合格ラインを正解率70ー75%とした場合、
極端な例ですが語彙問題が全く解けなかったとしたら、
残りの問題がすべて正解でない限り合格はムリと言う事です。
逆に、語彙問題が出来れば全体の25%をも稼ぐ事ができるのです。
この語彙問題というのは、出題範囲があまりに広いので、
どんなに頑張っても100%の正解というのは難しいかも知れませんが、
6−7割程度を目標として学習しましょう。
また、「この単語を知っている」、というのと、「検討もつかない、知らない」、
この違いで長文読解を解く時間もずっと短縮されます。
それくらい語彙に関する問題の比重が重いという事を知った上で、
単語の学習に取り組むとモチベーションも上がるでしょう。
単語力のつけ方
前の章でも述べましたが、英検準一級の合格を目指すのであれば、
単語力は必須です。
私の場合は、英検準一級の勉強に関わらず、
英語の学習に関して色々なテキストや教材に手をつけ、
どれもこれも中途半端になってしまうという経験がありました。
ですので、今回の英検準一級の試験勉強では思い切ってその迷いを断ち切り、
これだ!と決めたテキストのみを徹底的に勉強することにしました。
そこからは徹底的にボキャブラリーを増やすためのあらゆる手段を使いました。
ここで、「これにいったい何の意味があるんだろうか??」という迷いは
少しでも持ってはいけません。
ボキャブラリーを増やす事は、英検準一級の試験以外にも
絶対に役立ちますから!
単語を覚えるという学習と同時に、
字幕なしで映画を見たりテレビのニュースを見たり、
英字新聞や英語の書籍を読むまた、長文読解の問題を解いたり、
英文ニュースを読み聞きする習慣も同時進行で行って行きます。
それによって、自分が覚えた単語が出てきた時に、
どういう場面でそれが使われるのか、
別の形で自分の頭の中で反芻できます。
英単語を丸暗記して覚えても結局すぐに忘れる方法では、
中長期的に見て効率が悪くなります。
単語を覚えるという行為は地道でつまらないようですが、
ついさっき覚えた単語がニュースに出てきたり、
英字新聞を読んだ時に目に留まったら
「あ!これ知ってる!」って思えて、嬉しくないですか?
冒頭では「丸暗記」という表現を使いましたが、
結局は色々な場面で、
目にいれ、耳に入れ、口に出し、頭の中でイメージし、手を使って書き、
時にイラスト付きにしてみたりして、五官をフル活用し、
多面的にボキャブラリーを積み上げていけば
語彙力は着実に伸びて行くはずです。
大事なのは、英単語を覚える為のインプット、アウトプットを
目、耳、口、手を使って繰り返して行く事です。
ここで紹介するのはあくまで私なりの手法であり、
これがすべての方に合うやり方とは思いませんので、
やってみて全然自分に合わないと思うものがあっても自然なことです。
お伝えしたい事は、自分にあった単語力の付け方を見つけ出し、
語彙を増やして行く事が大事だということです。
私が活用した方法は下記です。
(1)フラッシュカードの活用
(2)単語帳の索引活用
(3)関連語句のマップ作成
(4)ボイスレコーダの活用
それぞれを個別に紹介していきます。
フラッシュカードの活用
私の英検準一級合格に向け、単語学習に大活躍した、フラッシュカードの活用についてです。
中学も高校も、大学受験でも単語カードを甘く見ていた私。
今回は人生で初!フラッシュカードに真剣に取り組みました。
100円ショップや文房具店で売っているフラッシュカード(単語帳)を
大量に購入します。
私の場合、英検準一級対策の語彙、イディオムのテキスト学習中に
新しい単語が出てきたら、ひたすらそれに書いて行きました。
私の場合は輪ゴムでまとめておくので単語カードのリングは全く使いません。
ある程度まとまって書き留めたら、
10枚の単語カードを大量のカードの山の上から取ります。
最初は覚えるという感覚でその10枚をじっくり記憶に刻み込みます。
その後、記憶に残ってきたら手の中の10枚を、
一枚ずつドンドン机の上に出して行きます。
そう、トランプゲームでカードをポンポン出して行く感覚です。
ここでは、スピードとリズムが重要です。
分からない単語があればそれは横に寄せて、
分かる単語と分からない単語を選り分けて行きます。
大体10単語のカードを5周くらいまわして選り分けを行います。
これを何度も繰り返していくと、
分かる単語がなぜ記憶に残りやすいのか、
またわからない単語がなぜ覚えにくいのかが何となく分析できることもあります。
また、分からない単語の山が出来たら、
そこでまた10枚とって記憶に刻み、その後また早出しを繰り返します。
ここで、絶対に私がやらなかったことは、
分からない単語を見つめて、「う~ん、う~ん、これは何だっけ?」という時間潰し。
これは時間のムダです。
とにかくスピードをつけてポンポンと単語を視覚に入れて行きます。
パッと見て意味が出て来なかったら選り分け。
分からない単語も、繰り返し視覚にいれ、読む回数をドンドン増やしていくのです。
単語の習得は「覚える」というより、むしろ
何度も見て、聞いて「慣れる」ことで効率的に習得できます。
見る事で一瞬にして頭の中でイメージ出来る単語は
記憶するのに時間がかかりません。
たとえば、
Pierce 突き通す、貫通する、刺さる
この単語で、耳にあけるピアスのイメージが湧けば、即座に記憶に残りますよね?
そういうイメージが湧くものと、なかなか記憶に残らないものを
フラッシュカードを使って選り分けし、
それが終わったら、今度は自分の記憶に残りにくい単語を
語源を活用して記憶したり、語呂合わせで覚えたり、
または文章を作って覚えたり、そういう別の手段をとって学習するのです。
このやり方は、英検準一級試験までたったの二ヶ月しかなくて
短期間に大量の単語を覚える必要があった私にとっては
とても効果的でした。
単語帳の索引活用
ここでは単語帳の索引活用について紹介します。
さて、以外に見逃しがちなのではないか?と思われる
英単語帳のインデックス。
今までに活用した事はありますか?
たいていの英単語帳には、そこに載っているすべての英単語が
アルファベット順にずらっと並んで紹介されているはずです。
これ、英和辞書のように、分からない単語を調べる時に使えますよね。
私の場合は、単語学習の際にもこのページも活用しました。
その単語帳に載っている単語に関しては、
ページをめくりながら記憶していくという作業していくと、
何となく、もう見覚えがあるとか、この単語の次は確かアレがくる、などと
『英語ボキャブラリー強化』とは別の、
試験には役に立たない記憶がついてきてしまいます。
そこで、ある程度勉強したら、
自分がどれくらいボキャブラリーが増えたかな?というのを確認する為に
最後のページにあるインデックスを活用します。
この方法の素晴らしいところは、
わからない単語があれば書いてあるページに飛べば意味がわかるだけでなく、
同じ語源(この場合は接頭辞です。)の単語がまとまってくれている所です。
例えば、
dis(離れた/バラバラの/反対の)
という接頭語を見てみると、
‥•
‥•
disclaim
disclose
discount
discover
‥•
‥•
という具合に、ずらーっと沢山並んでいます。
これらを、覚えた単語の復習に使い、自分の記憶にきちんと残っているかを
確かめるのに活用するのはとても有効なのです。
復習の際に、その単語を完全に覚えている場合、
単語の横にチェックを入れるか、ラインを引くなどして、
他のまだ覚えていない単語とは区別しておきます。
ここでは、フラッシュカードでは「覚えていた!と思ったのに。。。」という単語でも
リストで見てみたら記憶から抜けていたりするものの確認にもなります。
とにかく、英単語を記憶に焼き付ける為には、手段を一通りにしぼらずに、
色々な場面で単語を目にする機会を増やす事です。
関連語句のマップ作成
英検準一級に必要とされる単語数は7500語とされていますが、
そんなにうんざりしなくても大丈夫!
効率的にボキャブラリーを増やし、同時に、新しい語彙が出てきても
より簡単にインプット出来るテクニックがあります。
それは、単語帳の索引活用でも紹介しましたが、
語源を活用した単語学習です。
私の場合は、普通のノートの見開き二ページを使って、
関連語句や同じ語源の単語を書き込んでマップを作っていきました。
ここで、何色かの色のペンで色分けなどをしながら書き込んでいくと
ビジュアルからもイメージが湧いてより記憶に残るようになるでしょう。
イメージではマインドマップを書くような要領です。
例えば、
con(共に)
という接頭語から始まる単語のページ作成をする場合、
ページのど真ん中にcon と書き、conから始まる単語をドンドン足していきます。
•••• contract
• contracted
• contractile
• contraction
• contractor
• contractual ••••
中心から枝が伸びていくイメージです。
楽しみながら手を使って目から入る印象も意識しながら
マップを作成して行くと、より自分の記憶に残るものになります。
このようにして、新しい単語が出てきた際には、
語源によるグループで自分のボキャブラリーノートに
どんどん単語を増やしてきましょう。
新しく単語が加わるごとに楽しくなっていきますよ。
ボイスレコーダーの活用
語彙を増やす為には、別の章でも書きましたが、
インプットとアウトプットを同時に行い、目、耳、口、手で書き出し
出来る限り体をフル活用して体で覚えることです。
私の場合、英検準一級の受験を決めてから試験まで、
二ヶ月しかなかったので、今までにやったことのない事など、
ありとあらゆる手段を使って単語学習をすすめました。
そのうちの一つが、ボイスレコーダーの活用です。
私は自分のコンピュータを使いましたが、ICレコーダーなど音声を録音し
録音したものをPCやMP3プレーヤーなどで聞ける環境を用意します。
自分の単語帳を最初のページから順番に読みその声を録音していきます。
英単語→日本語訳 の順番で読み、一章終えたら録音をストップします。
このとき、発音やアクセントを意識しながら読む事は
単語を記憶するのにとても役立ちます。
録音したら、その単語帳を見ながら早速聞いてみましょう!
自分の声を聞くのはちょっと恥ずかしいですが、
これが結構頭と耳に、焼き付くものなんですよ。
読んでいてちょっとつまずいたりすると逆に、
「あ、この単語は発音しにくいヤツだったな」とか、
「かみそうな単語だったな」などという記憶も残ります。
また、録音したものを出勤の車や電車の移動中などに聞いて
一度学習したものを復習するのも、記憶に残す為のとても良い勉強法ですね。
